本日5月26日より、フィールド自然史博物館の新たな目玉となる「RoboSUE: The T.rex Experience」の展示が始まります。それに先駆け、昨日5月25日にメディア向けのお披露目にご招待を受け、見て参りました。これにはシカゴ近郊のSt. Paul of the Cross Schoolの生徒も招待されており、皆一様に楽しんでいたようです。
この展示は、1990年に発見され、1997年に836万ドル(当時の価格で約10億円であり、現在まで化石の落札代金としては最高価格)でオークションにて購入されたT-rex(ティラノサウルス)の化石SUEの展示10周年を記念したもので、この化石は、世界で最大のほぼ完全な骨格だそうです(全体の骨格の90%以上)。これには、発見者であるSue Hendrickson氏の名前をとり「SUE(スー)」と名付けられ、博物館の名物となっており、現在でも研究が続けられています。
この全身骨格の複製は世界中の博物館を巡り、2005年には日本の主要都市の博物館を巡り、大阪市立自然史博物館でも公開されました。今年は南米やヨーロッパ諸国を巡る予定だそうで、いたるところでひっぱりだこのようです。
今回の特別展示「RoboSUE: The T.rex Experience」ですが、ここで展示されている恐竜たちのロボットは日本のココロ社が手がけ、ソフトの部分は大阪ともなじみが深く、大阪ロボットアドバイザーを自認するマット・フィッシャー氏のKumotek社が手がけました。(フィッシャー氏関連の過去の記事1・2・3・4)
展示ロボットはティラノサウルス、トリケラトプス、小型の肉食恐竜ラプター2体の計4体で、ラプターのうち1体は、動くものの認識をし、それを追い、威嚇したりします。もう1体はタッチパネル式のクイズと連動しており、ラプターの攻撃、威嚇、仲間を呼ぶなどの特徴的動作に関する問題の正誤によって、違った動きをするよう設定されています。トリケラトプスは、近くに卵があり、それを守る母という設定になっており、卵のそばに誰かが近づくのが視界に入ると、落ち着かなくなり、威嚇します。その対面にはティラノサウルスがおり、これも目で動きを追い、その動きによって威嚇をしたり、においを嗅いだり、動きを止めてじっとしていると、興味を失うなど、細かな設定がされています。また、ティラノサウルスとトリケラトプスは捕食する側とされる側という設定もなされており、ティラノサウルスがトリケラトプスに向け吼えると、トリケラトプスもそれに応じ、威嚇行動をしたりします。これらを踏まえてまわれば、より一層楽しめることと思います。
地元メディアも多くが訪れており、街中の駅やバス停などにもたくさんのポスターが貼られており、大変注目度の高い展示となっております。ロボットだけではなく、SUEの生涯や発掘にまつわるエピソードを交えた3D映像もあり、この機会にぜひご覧になってみてください。
RoboSUE: The T.rex Experience
場所:フィールド自然史博物館(ホームページはこちら)
開催:5月26日から9月6日まで
チケット情報:Discovery Pass(大人$22)もしくはAll-Access Pass(大人$29)
詳細な情報はこちらのフィールド博物館のページでご確認ください(英語のみ)。
無料開放日(特別展示は別料金)の情報はこちら。