ミニ情報



メトラ、駅の命名権で増収を模索
2/22/2010

 歳入増を狙い、メトラは路線名と駅名の命名権販売を視野に入れ出した。企業タイアップにより、増収を狙う全国の鉄道の例に倣うことになるかもしれない。

 ニューヨークやボストンでは既に駅の命名権販売が行われている。クリーブランドでは病院数件が共同でバス路線を買い取り、ヘルス・ラインと名づけた。

 具体的な販売額や顧客となりうる企業・団体はまだ分かっていないとしつつも、運賃以外のあらゆる歳入を模索中のCTAは、シカゴ地区でも企業タイアップの効果が得られるか、検討中だと述べている。シカゴでは企業による命名は行われておらず、オヘア空港やチャイナタウンなど、近隣施設名を冠する駅名は利便性のためであって、収入はない。

 CTAで今のところ企業タイアップに最も近いのはアップル社との提携。レッド・ラインのNorth/Clybournの改装費用390万ドルを負担する代わりに、駅に隣接する空き地にアップルの小売店が建設される予定になっている。もしCTAが命名権を販売し他のスポンサーの名前を付けるとすれば、アップル社は拒否権を持ち優先的に駅で広告を展開する権利も有する。
メトラにもMilwaukee District/West路線に製菓会社マーズにちなんだマーズ駅があるが、これはメトラが路線を買い取る前から付いていた。命名権売買が実現しても、地名である元の駅名は残される。順番は決まっていないが、企業や団体名が付け足される格好だ。

 メトラは先日の会見で、2009年の乗客数は前年比5.2%減の8,230万人だったと発表。不況に伴う労働時間の短縮や自宅待機、一時解雇などにより、通勤利用者が減ったことを原因に挙げている。

 また、メトラは3月頭に情報へのイージーアクセス化を目指し、携帯電話のアプリケーションのサービスを開始する。オンラインのアカウントを作れば利用は無料。

協力 : シカゴ新報




> 一覧へ戻る