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フォードが次世代車をシカゴで生産 期待広がる1,200の雇用創出
2/8/2010

 フォード・モーターは1月25日、次世代エクスプローラーSUVの生産をケンタッキー州ルイビル工場からシカゴ市南部のシカゴ・ハイツにあるトーレンス・アベニュー組み立て工場に移すと発表した。
 
 同工場ではエコブーストエンジンを搭載した次世代のエクスプローラーを生産する予定で、同車車体の基盤となるトーラスやリンカーンMKSも生産するという。次世代エクスプローラーはより小型になり、現在のエクスプローラーよりも燃費が25%良くなる。エクスプローラーは販売以来、過去何度もSUVの販売台数全米一位になったことがあるが、昨年の売り上げは約52,000台と、ピーク時である2000年度からは88%減少している。
 
 2004年にフォードは、1924年に稼働したトーレンス工場に4億ドルをかけて工場の近代化を図っており、2009年から1,200人を雇用しトーラスやリンカーンMKSの生産で成功している。フォードは更に1億8,000万ドルを投資し、今年の第4四半期から次世代車の生産を開始する見込み。これにより、新たに1,200の雇用が生み出されるが、このうちの半数はレイオフになっているフォードの従業員を雇用するという。とはいえ、今回雇用者の給与は時給14ドルと、現行の雇用者の約半額であり、福利厚生も新雇用者は削減される。
 
 工場勤務者としては全世界で最高額の給与水準を誇る労働者の組合である自動車労働者組合も、この待遇の二層構造に対し大きな譲歩を示し、Big 3と呼ばれるフォード・モーター、ゼネラル・モーターズ、クライスラーが、組合非加入者を雇用している海外自動車企業のアメリカ工場に対抗するための有効な手段になるとしている。さらに、フォードの北米生産担当部長であるジム・テトリュー氏は、このシカゴ工場における雇用方式が、新卒者雇用活性化の引き金になればと語っている。

 イリノイ州はフォードの大量雇用創出に報いるため、経済成長プログラムを通して税優遇を提供する。また、ルイビル工場は1990年のエクスプローラー製造開始の際に設立されたが、今後は小型車の生産工場となる予定である。

 協力 : シカゴ新報




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