シカゴ便り



全米最大の家電ショー(CES)に大阪企業とともに出展

 去る1月7日から10日まで、全米最大となる消費者家電の展示会、「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」が開催され、世界各国から約2500の出展社と約12万人の来場者が毎年恒例となっている開催地であるラスベガスに集まりました。今年は景気動向の影響を受け、総展示面積や出展社数は昨年に比べ減少しましたが、新しい出展社が300社と過去最多となり、来場者数も昨年を上回る数値となりました。

 メイン会場となるセントラルホールでは、パナソニック、シャープ、ソニーなど世界を代表する日系大手企業のほか、LG、マイクロソフト、サムソンなどが広大なブースに薄型テレビや3Dシステムなどを展示し、年に1度のビッグイベントでのプレゼンスを競っていました。パナソニックの担当者によると、展示の目的は企業イメージの向上ということで、まさに不況を感じさせないような派手なレイアウトで来場者を魅了していました。

 大阪市シカゴ事務所にとっては4年連続での出展となり、昨年、一昨年と同様、大阪府とジェトロ大阪が共同で設置した大阪ブースに出展し、大阪PRを行いました。また、3社の元気ある大阪市内企業がご一緒に出展くださいました。

 今回で3回目となる中央電機計器製作所の畑野社長は、この経済環境下にあってもリストラを行わず、新規採用も積極的に行うなど積極経営を貫いておられます。国内外の展示会にも数多く出展をされており、主力商品のLED照明は、米国での本格的な売り上げはこれからということですが、昨年と比較しても見込みのある商談が多かったということで確かな手ごたえを感じておられました。

 LED制御システムと半永久使用の蓄電池を組み合わせて、90%の消費電力セーブを売りにしておられた八洲電業の橋爪社長は、同社の製品特性が米国マーケットにマッチしているという分析から、今回初めて出展をされました。ご自身も大阪、東京、深圳を行き来する多忙な日程を調整しての出展でしたが、ソフトとハードの組み合わせという同社の強みを活かして、今後、本格的米国市場参入を目指しておられ、今回の展示会でも数多くの引き合いと成約見込みが得られそうとその成果に満足されていました。

 ピッチングマシンのLED画像などを展示されていたASCOも初めての出展でしたが、北米担当の荒井部長によると、同製品は日本では99%のシェアを占めているが米国での市場ニーズの開拓はこれからということで、米国人の志向調査や代理店探しのため出展されていました。自分たちの商品はこの展示会では異質であるが、それ故に目立つということで出展を決意されたそうで、今後の米国本格参入へのステップになりそうとのことでした。

 それぞれに魅力のある商品、システムを展示されており、何より、国際ブースエリアにおいて、韓国、中国、シンガポールなどの企業が大多数を占める中において、日本のプレゼンスを発揮していただいたことに感謝申し上げたいと感じる次第です。



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